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辻薬店からのお知らせ
10月公開研修会報告~薬物動態学を応用した10の鉄則~
2019/10/12

昨日は、あの薬物動態学の第一人者であるどんぐり工房 菅野彊先生を弊社にお招きしての公開研修会でした。

日にちの選定が悪く、医師会の多職種連携研修と重なってしまったために、薬剤師以外の参加がほぼなかったのですが、薬剤師にとってはとんでもないほどの貴重な2時間となりました。

薬物動態学、簡単に言うと薬が体の中でどう動いているかを考えるものですが、なぜこんな事を考えなければいけないかというと、薬は飲んだら飲んだ分だけ効き目が強くなるわけではないからです。

ある薬は1飲んだら1効く、2飲んだら2倍効くといった飲んだ量に比例しますが、別の薬は1飲んだら1効く、2飲んだら4倍効くといった感じで比例しないものがあります。

これを知らずに投与量を設計するのは、とっても危険なことで例えば血圧を10下げたいけど、2倍量で飲ませたら40も下がって倒れたといった事が現実に起きるからです。

この投与量の設計を医師がしていますが、医師がこの理屈を知らずに投与量を設計している事があります。

そこで、この分野のエキスパートである薬剤師の出番が生まれます。

今回の菅野先生の講演はこうした薬剤師の出番の実例を交えてもらいながら、10個の鉄則を教えてもらいました。

さっき上げた薬の効き目の強さは投与量に比例しない以外にも、薬の効く時間の長さも比例しなかったり、A薬とB薬の組み合わせはいいけど、A薬とC薬の組み合わせはダメといった鉄則が10個もあるんです。

御年78歳、菅野先生の元気な姿に感動しながら、薬剤師歴17年の自分はまだまだあまちゃんだなと思い、明日からこの薬剤師にしかできない専門分野を極めていこうと思った次第です。

菅野先生、遠く唐津の地までお越しいただき、ありがとうございました。