7月公開研修会~フレイル事例検討~
こんにちは、辻薬店です。
昨日は弊社の公開研修会で、フレイル事例をみんなで考えました。
まず服巻医院 前田先生にフレイル・サルコペニアの概念や測定基準を紹介してもらいました。
ロコモティブシンドローム→フレイル→サルコペニアと範囲が狭くなっていく概念で、サルコペニアの診断には簡単にできる指輪っかテストや横断歩道テスト、ペットボトル開封テストがあり、どれも薬局で確認ができる事なので、「この患者さん、もしかして?」って疑わしい時は確認してみようと思います。
それにしても80歳代高齢者の34%以上がフレイルって、この国の危うさを示す数字を見せられ、愕然としています。
前田先生の話の後、私がフレイル・サルコペニアに関係する薬と健康食品を紹介させて頂きました。
フレイルやサルコペニアを治す薬はなく、そうならないための薬の選択と管理が大事なことを話させてもらっています。
2015年に出た「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」を紹介しましたが、高齢者の薬の選び方が成人とは真逆の流れになることは多職種の方にとっては驚きだったようです。
最後に服巻医院 見潮先生から1事例を提供していただき、検討しています。
今回の事例は、デイ利用時は活動的なのに自宅では寝たきりの生活を送っている高齢者のケースです。
フレイルの判断基準の1つである疲労感があり、自宅ではこのためか1日をベッド上で過ごしていたので、ここが検討の焦点になりました。
どうやって離床させようか?
デイ利用日を増やしてみては?
趣味や生きがいは?
家族の協力は得られるか?
夜間不眠になっているのでは?
薬を見直せるか?
30分程度の事例検討で、喧々諤々、いろんな意見がでます。
おかげで黒板に意見がぎっしりです!!
見潮先生にはプレゼントをいっぱい持って帰ってもらい、半年後に経過を報告してもらえるようになりました。
半年後、この利用者さんがどうなったかが楽しみです(^^)
見潮先生、前田先生、ありがとうございました。
来月は服薬管理・誤薬防止についての研修です。
近いうちに案内させて頂きますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
- 2023年1月 (2)
- 2022年12月 (2)
- 2022年11月 (3)
- 2022年10月 (1)
- 2022年9月 (3)
- 2022年8月 (2)
- 2022年7月 (2)
- 2022年6月 (2)
- 2022年5月 (3)
- 2022年4月 (3)
- 2022年3月 (1)
- 2022年2月 (3)
- 2021年11月 (1)
- 2021年7月 (1)
- 2021年6月 (3)
- 2021年4月 (1)
- 2021年1月 (1)
- 2020年11月 (1)
- 2020年9月 (1)
- 2020年8月 (1)
- 2020年6月 (2)
- 2020年5月 (2)
- 2020年3月 (1)
- 2019年12月 (1)
- 2019年11月 (1)
- 2019年10月 (2)
- 2019年9月 (1)
- 2019年8月 (3)
- 2019年7月 (4)
- 2019年6月 (1)
- 2019年5月 (2)
- 2019年2月 (1)
- 2018年12月 (1)
- 2018年10月 (1)
- 2018年7月 (1)
- 2018年6月 (1)
- 2018年4月 (1)
- 2018年3月 (1)
- 2018年2月 (1)
- 2017年12月 (1)
- 2017年11月 (2)
- 2017年10月 (6)
- 2017年9月 (3)
- 2017年8月 (3)
- 2017年7月 (3)
- 2017年6月 (6)